https://news.yahoo.co.jp/articles/22ef368dbdfa47df982d0612247363f659f80f30
岸田首相が「税金を国民に還元する」と表明した後、鈴木財務大臣から「還元するような税金はない。新たな国債を発行しなければならない」といったようなひっくり返し発言がありましたね。
こういった流れは、財務省・自民党内の「岸田おろし」が始まったような報道がなされています。
支持率が20%台に落ち込んでしまっておるので、まあこのような動きも起こってくるんだろうなと感じます。
しかしここで肝心なのは、首相も鈴木財相も国家財政における税金の流れや仕組みを全く理解していないことがあからさまであるコトであります。
税金を還元する・・くらいなら最初から取るなって話ですし、一度収めた税金を国民に還元する仕組みなどそもそもありません。この点では鈴木財相の言う「国債の返済に消えた」という方が正しいとも言えます。
日本政府は「国庫短期証券」(国債の一部)を発行し、あらかじめ予算分の日銀預金を日本銀行から直接借り入れることで予算執行を可能にしています。税収というものはあとからその返済に充てられて、ジュっと消えていくものなのです。そしてその不足分を「新規国債」を発行して、短期証券債務を一旦消してしまうのです。
日本の貨幣というものはそもそも政府の借入により発行されるものであり、増加していくのが当たり前なのです。
したがって、「税収の還元」などもないし「国債を発行しなければならない」(毎年必ず発行して、増やさなければならない)とさも 「やってはいけないこと」のように言うのもおかしな話なわけです。
政治家が正しい貨幣観と知識を持っていないと、このような頓珍漢なことが起こるのでしょうね。