日本の薬害事件について③

投稿者: | 2023年12月6日

1975年 三種混合(DPT)ワクチン事故

DPTワクチン ジフテリア(Diphtheria)、百日咳(Pertussis)、破傷風(Tetanaus)混合ワクチンの略称で、3種類のワクチンを混合して同時に接種できるように利便性を高めたワクチン(三種混合ワクチン)

1974年12月、1975年1月に、全細胞性百日咳ワクチンを含む三種混合ワクチンは、接種後の死亡事故につながる

1975年2月厚生省は接種を一時見合わせ

1983年 薬害エイズ

米国から輸入した非加熱製剤を使用していた日本の血友病患者等約4000から5000人のうち1771人がHIVに感染し,418人がエイズを発症。国は当時安全な国内血漿の利用や加熱製剤の早期導入をせず被害を放置した。


1988年 陣痛促進剤

1970年代終わり頃から90年代、計画分娩(陣痛誘発)等の目的で使用したオキシトシン、プロスタグランジンE2製剤等の陣痛促進剤により、母親の死亡、子宮破裂、頸管裂傷、弛緩出血、胎児死亡、乳児死亡、新生児仮死による脳性麻痺等が多数報告される。被害者団体が把握しているだけで150例以上発生。 ただし、この数字は氷山の一角。


1989年 新三種混合(MMR)ワクチン

(MMRワクチンとは) はしか(麻しん)(Measles)、おたふく風邪(Mumps)、風しん(Rubella)の予防ワクチンを混合したもの。従来各々単独で用いられていたワクチンを、一度に予防接種ができるよう、利便性を向上させるため混合したもの。百日咳、ジフテリア、破傷風の予防ワクチンを混合した三種混合ワクチンに対して、MMRワクチンは新三種混合ワクチンとも呼ばれる。

1989年から1993年にかけて、MMRワクチンを接種した子供達に、発熱、嘔吐、けいれん等を伴う無菌性髄膜炎が発生89年導入の新三種混合ワクチンの副反応により、約2000人の幼児が無菌性髄膜炎や脳症となり、死亡や重篤な後遺症が残った。危険性が指摘されたのに5年間強行されたため被害が拡大した。


1996年 薬害ヤコブ

脳外科手術の際に使用されたヒト乾燥硬膜がプリオンに汚染されていたために100名以上がクロイツフェルト ヤコブ病を発症し植物状態の後に多数が死亡。米国では87年に輸入禁止。しかし日本での使用禁止は97年。


2002年 薬害肝炎

出産時や外科手術時の出血、新生児出血症などの病気にフィブリノゲン製剤等の血液製剤を投与され、多くの 人がC型肝炎ウイルスに感染させられた。被害者は少なくとも1万人以上といわれている。


2002年 薬害イレッサ  

2002年1月イレッサ(一般名:ゲフィチニブ)輸入承認申請-分子標的薬で癌の異常な働きをする分子を探し出して攻撃して有効性を発揮、副作用はほとんどなく、自宅で手軽に飲め、有効率も延命率も従来の抗がん剤と比較してはるかに高いとの評判が先行

・同年7月諸外国に先駆けて優先審査により承認

・副作用の少ない分子標的抗がん剤として期待される

・審査段階で間質性肺炎副作用指摘、添付文書に記載させる。

・効能は非小細胞肺癌(手術不能又は再発例)

・薬価収載前の特定療養費扱い第一号同年8月薬価収載同年10月急性肺障害、間質性肺炎による副作用報告

・発売後約3ヶ月間に、7000名が使用、関連を否定できない間質性肺炎を含む肺障害が22例報告、うち関連性を否定できない死亡例が11例、報告される。

・厚生労働省は関係企業に緊急安全性情報の発出および、添付文書の改訂等を指示。

2002年7月世界に先駆けて日本で承認された肺ガン用抗ガン剤イレッサ。副作用の無い「夢の薬」として販売 されたが、2010年3月末現在で、急性肺障害と間質性肺炎の副作用報告件数は、累計1916件、死者数は734人


ここからは、現在進行形の薬害について語ります。

2021年 mRNAワクチン

2020年初めから起こった「COVID-19」と言われる新型コロナウイルスによるパンデミックに対応し、治験を行わない緊急承認という異例の措置により人類史上初のメッセンジャーRNAワクチンが世界中に投与されることとなった。日本では2021年3月より本格的に接種が開始された。当初2回打てばパンデミックが収まるといった、うたい文句であったが、2回接種、3回接種さらには4回以上接種しても予防効果、感染防止効果、重症防止効果はほとんど見られず、接種回数が多くなるほど感染状況は悪くなり、死亡率(他のウィルスによるものも含む)は高くなった。

 接種当初より、発熱、腕の腫れ、動悸、頭痛、倦怠感などの軽い副反応が問題となっていたが、接種から10カ月余りで日本国内で約1500件の死亡報告、心筋炎、血栓症、心筋梗塞などの重篤な後遺症も含む副反応報告は30000件以上報告されたが、分科会や医師の意見によると、報告されていない件数はこれらの10倍から20倍あると推測されている。また、専門家の間では、頻回接種を行うことで特定の抗体は維持できるが、免疫が著しく下がり「帯状疱疹」「ガン」「感染症」などが多く発症するリスクも指摘されている。

健康被害救済制度では、1977年2月から2021年末までのおよそ45年間の累計でMMRやBCG、日本脳炎ワクチンなど、新型コロナワクチンを除いて3522件の健康被害が認定されています。

新型コロナワクチンの健康被害の認定件数は、2023年7月31日時点で3586件で、およそ45年間の全てのワクチンの認定件数の累計を新型コロナワクチンだけで上回っているほか、現在、4176件が審議すらされていない状態です。-サンテレビニュース引用 

サンテレビニュース https://sun-tv.co.jp/suntvnews/news/2023/08/01/70449/

 事実上、日本史上最悪の薬害事件となる見込み(現在もワクチン接種継続中であるため)です。

そしてこれだけではありません。薬害というのは、危険性に気付かず不可抗力により被害が発生した事故であることが一般的なのですが、今回のコロナワクチンに関しては、重大な過失あるいは故意により発生している疑義があります。次回はそれをお話しいたします。

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